セックス・ショップを訪れる男達にとっての「壁の穴」は、自身のファルスで貫くことのできる公/私の確かな境界であるのに対して、セックスワーカーである彼女にとって「壁の穴」の向こう側では公/私の境界がなくなる場所に他ならないからだ。それは公の(ヘテロ)セクシズムを彼女「自身の」スティグマとして受け入れさせられると同時に、自分の「私的」経験を貫くセクシズム/レイシズム…に否応なくむき合わせられることに他ならない。

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